投稿

2021の投稿を表示しています

アップルBOXクリエートの投稿

イメージ
今回は、アップルBOXクリエートの同人誌に投稿をはじめたきっかけの話です。 アップルBOXクリエートは、漫画家高橋誓さんが主催する同人サークルで、同人誌『少年なつ漫王』や『漫画市』や古い漫画の復刻などを発刊しています。  アップルBOXクリエートの本は、まんだらけや古書店で取り扱いがあり、私も以前から昭和漫画の参考資料として時々購入していました。また、横山光輝ファンミーティングで高橋さんにお会いした際は好きな横山漫画の話をさせていただいたり、復刻のリクエストを兼ねたお手紙を高橋さんへ送ったりしていました。 そして今年の春、高橋さんへ同人誌の投稿についてご相談してみることにしました。相談は、昭和漫画の紹介文の投稿についてです。 昨年、お手紙で復刻リクエストを出した作家が、知名度が低いという理由でその作家だけを特集した単行本を出すことが難しいとのご回答だったため、自分が同人誌の中で作品を紹介することで、少しでも知名度を上げ復刻本が発行しやすい状況になればいいなと思い提案してみることにしました。 結果、高橋さんからお許しいただき、「令和に推したい昭和マンガ」と題して紹介文を作成。2021年10月末に発刊された『少年なつ漫王』55号に原稿の第1回を掲載していただきました。 第1回のテーマは、堀江卓先生の「矢車剣之助」で、主人公矢車剣之助の特徴や人気となったポイントを紹介しています。堀江先生の作品は以前から大好きで、手もとに資料も多く、初投稿でも自信持って紹介できる上、これから紹介したいと思っている作家との接点もあったため選びました。昭和の少年時代劇に興味がある方にぜひオススメです! ちなみに、第2回以降もすでに入稿しているため、掲載が決まり次第ブログでもお知らせします! まだまた、投稿はじまったばかりですが、頑張ってシリーズ続けていこうと思っていますので、アップルBOXクリエートの同人誌を通販や店頭で見かけた際はぜひよろしくお願いします!!☆彡

同人誌「横山光輝☆瓦版」vol.1

イメージ
今回は、同人誌「横山光輝☆瓦版」についての話です。 「横山光輝☆瓦版」は、横山漫画ファンの交流会である「横山光輝ファンミーティング」の参加者を中心に、ファンから原稿を募って発行する同人誌です。2019年10月に行われた横山光輝ファンミーティングで試作のvol.0が発行、翌2020年8月に新しい原稿を加えたvol.1が発売となりました。 Vol.1には、光プロ様のご協力により「魔法使いサリー」原画や横山先生の暑中見舞いのハガキなど、貴重な資料も掲載されています。 ちなみに、私もVol.1から参加させていただきました。 投稿したのは、イラストの「土鬼キャラクターズ」(p.3)と、文章の「『鉄人28号 白昼の残月』~三国志とふたりの残月~」(p.16)です。 イラストの「土鬼キャラクターズ」は、横山先生の漫画「闇の土鬼」のキャラクターを描いた私のファンアートです。「『鉄人28号 白昼の残月』~三国志とふたりの残月~」の方は、映画「鉄人28号 白昼の残月」と横山版「三国志」の関係や、映画のオリジナルキャラクターについて紹介した文章です。 「『鉄人28号 白昼の残月』~三国志とふたりの残月~」は、もともと「My forevermore」という別の横山系同人誌に入稿して保留になってた文章でしたが、瓦版の方に載せていただきました。2020年は夏までまんだらけの資料性博覧会13の準備でたて込んでいたため、新たに別の原稿を入稿する余裕が無かったですし、原稿が早く日の目を見れて良かったです。 なお、「横山光輝☆瓦版」も「My forevermore」もサイト『横山光輝の世界~書籍バベルの塔手に入れました~』から購入可能です。 横山光輝の世界  ~書籍バベルの塔手に入れました~   https://psymage.com/kei/fangine/    「横山光輝☆瓦版」Vol.2も入稿していますので次号もお楽しみに!!☆ミ

資料性博覧会13の動画講演

イメージ
 今回は、昨年に漫画専門古書店まんだらけさんから依頼をいただき2020年に資料性博覧会13で講演をさせていただいた時の話です。  コロナ禍のため会場の中野サンプラザに行くことはできませんが、動画を活用することで無事に講演に参加することができました。 1.はじまり  2019年12月、横山光輝ファンミーティング等でお世話になっていたまんだらけの今入さんから、ゴールデンウィークのイベント担当である國澤さんが私に講演依頼を検討しているとの旨の連絡が来ました。まんだらけのイベント、資料性博覧会は参加したことはありませんでしたが、同人誌などの即売会があるという情報を耳にしていたので、以前から少し興味がありました。  講演は、イベントのお客さんに自分の調査のことを知ってもらえるまたとないチャンスですし、何より親しい今入さんの推薦とかではなく、國澤さんが調査について呟いた私のツイートを見て依頼してくださっていたことがとても嬉しかったので、依頼をお受けすることにしました。  講演時間は45分。講演のテーマは、自分が今まで取り組んでた調査、漫画の作中に描かれた着物の模様(通称、土鬼模様)の調査についてです。以前から調査の進捗を横山光輝ファンミーティングやツイッターで発表したりしていましたが、横山作品をはじめ昭和の漫画を読んだことが無いお客さんもいる中、限られた時間で説明するのは至難の業です。作品の紹介だけでは講演する意味が無いし、だからと言って作品の紹介を端折りすぎて調査の話だけするとお客さんに伝わらない…等々、オフ会以上に配慮して原稿を作らなければならないため大変苦労しました。  年明け2020年1月に最初の講演の草稿を國澤さんへ提出すると、調査のきっかけや私自身の嗜好について加筆して欲しいとのご要望をいただきました。まさしく、目から鱗です!調査をまとめるのに手いっぱいで、お客さんに自分自身を知ってもらうことや、面白い講演をすることに頭が回っていなかったんだなと思いました。  その後、自分の思い出や作品を読んだ時の感想なども加筆。2月にまんだらけ公式サイトやツイッターで講演登壇者の紹介入りの告知が公開。告知公開の当日はなぜか緊張しまくってました(笑) 2.延 期  3月に再び原稿を提出。資料用の画像やサンプリング調査の集計リスト、講演で使うパワーポイントもそろえ、準備はほぼ完了した

横山光輝ファンミーティングの参加

イメージ
 今回は、横山漫画ファンの交流会である横山光輝ファンミーティングに参加した時の話です。   2015年頃から土鬼模様が描かれている漫画の情報の情報収集のため、ツイッターに作品のリスト等を載せるようになって以降、たくさんの横山漫画ファンの方々にツイッターのアカウントをフォローしていただきました。その一人が北海道のひらさんで、2016年に横山光輝ファンミーティングに誘ってくださったのもひらさんです。  横山光輝ファンミーティングは、2014年の「企画展 生誕80周記念横山光輝」で横山漫画のファンが集まったのがきっかけで、当初は年1回横山漫画ファンの交流会として開催されていたそうです。九州に住む自分にとって、関東のオフ会に参加するのは大変勇気が要りましたが、土鬼模様の情報を得る大チャンスだったので思い切って参加してみることにしました。  ファンミーティング当日は、参加者の方々と戸田公園駅で合流し、会場の上戸田交流センターあいパルまで歩いて移動しました。2016年の横山光輝ファンミーティングはテーマが「鉄人28号」だったので、会場の会議室には主催者の今入さんが持ち寄った「鉄人28号」のグッズなど、珍しいコレクションが展示されていました。おそらく現代で入手し辛い横山関連グッズがガラスを隔てず間近で鑑賞出来るチャンスは横山光輝ファンミーティングしか無いと思います。今まで資料本の小さい写真でしか知らなかったグッズをしっかり見ることができて本当に感動しました。   また、横山漫画ファンの大先輩方と情報交換したり、土鬼模様の調査について紹介したり、充実したひと時を過ごしました。そして、以降も横山光輝ファンミーティングに参加するようになりました。横山光輝ファンミーティングでいただいた資料などは、今も大切にバインダーに綴じて保管しています!  2017年の横山光輝ファンミーティングでは、土鬼模様に関する考察のプレゼンテーションを実施しました。この時に作成した資料が、2020年の資料性博覧会13の講演のベースとなっています。  さらに、2018年には会場で漫画家のみなもと太郎先生とお会いし、昭和漫画に関する話をたくさん聞いていただくことが出来ました。今、アップルBOXクリエートの同人誌に投稿している原稿は、みなもと太郎先生にお話しした作家をテーマとしています。みなもと太郎先生がニコニコして

土鬼模様のはじまり

イメージ
 さて、今回は土鬼模様の調査をはじめた頃の話をしたいと思います。   「闇の土鬼」にハマってふと気になったのが、主人公土鬼の着物の模様でした。交差した2本線と、4つの点で描かれた模様で、名前が分からなかったので勝手に“土鬼模様”と呼んでいます。作中では模様について一切説明がありませんが、全29章中2章から16章まで、物語の半分以上の場面にこの模様が描かれています。 伝統的な着物の模様の中には、意味があったり、縁起を担いでいるものもあります。  例えば、海の波がモチーフの青海波模様は、未来永劫続く平和な暮らしなどの意味があり、古くから縁起の良い模様とされています。「闇の土鬼」の物語を読み進めていく中で、模様の正体は何なのか?なぜ主人公の着物の模様に選定されたのか?疑問に思い、調べてみたいと思いました。 ちなみに、後から横山ファンの方々に聞いてみたところ、シンプルな図形であるせいか、土鬼模様が何であるか気にせず「闇の土鬼」を最後まで読んだという方がほとんどでした…な、なんでだ~!(笑)  調査は、手始めに地元の本屋や図書館にある着物の資料集、紋様の辞典、デザインの本など手当たり次第同じ模様を探すことからはじめましたが、一致する模様を見つけることができませんでした。ただし、横山光輝の「鉄人28号」(1956年『少年』)でもカーテンに同じ模様が使われているのを見つけたので、諦めずに漫画から使用例を集めてみることにしました。   調査は、ジャンル、作家、年代問わず漫画作品から、模様の使用例をサンプリングしました。残念ながら個人では買える漫画も、ジャンルも限られてしまうので、2015年ごろからツイッターに模様の描かれている作品のリストなどを公開し、フォロワーや、横山ファンや漫画コレクターの方などの協力を仰ぐことにしました。  ご協力くださった方の中でも情報提供数が多かったのは、横山作品のコレクターでファンの交流会などを主催されているまんだらけの今入さんと、地元の漫画コレクター兼研究家の原田さんです。ちなみに今入さんとは、ツイッターのフォロワーさんからご紹介いただいて、今入さん主催の横山ファンの交流会「横山光輝ファンミーティング」に参加した時にお会いしました。また、原田さんは地元のまんだらけの店員さんに紹介していただき、コレクションの漫画をたくさん見せていただきました。今もメ

昭和漫画にはまるきっかけ

イメージ
 今回は、自己紹介の補足を兼ねて、私が昭和漫画にハマるきっかけになった横山光輝先生の漫画について語ろうと思います。   昭和漫画を本格的に集めはじめたのは社会人になってからで、もともとは日本の漫画よりアメコミや海外アニメの方が好きでした(笑)  おそらく、2000年ごろに流行っていた萌えアニメの間延びしたストーリーがあまり好みではなかったんだと思います。一方、海外アニメはとにかく展開が早く、短時間で満足感が得られる感覚でした。また、当時海外ではディズニーの「キム・ポッシブル」や、カートゥーンネットワークの「ベン10」、「Generator Rex」など、適度に日本アニメの影響を受けた良作も放送されており、わざわざ海外にメル友を作って毎週末アニメの感想を語り合うほどハマっていました。   そんな私が昭和漫画沼に落ちるきっかけとなったのが、横山光輝先生の代表作「鉄人28号」です。  2010年代大流行したゲーム「妖怪ウォッチ」をプレイしていて、昭和にタイムトラベルするステージを探索しているうちにレトロなおもちゃや漫画に興味がわき、手始めに2004年のアニメ版「鉄人28号」をレンタルして観ました。通称、今川鉄人です。  鈴木弘子さんの落ち着いたナレーション、くすんだ色で描かれる戦後日本の景色の美しさ、そして翻弄される主人公正太郎くんと傷だらけの鉄人が相性よく、人生がほぼ平成の私にとって新鮮でインパクト抜群な作品でした。  その後、ツイッターのフォロワーさんからオススメの横山作品や単行本の情報をいただき、「鉄人28号」、「バビル2世」、「マーズ」など横山先生のロボット・SF物を中心に有名な作品をイッキに読みました。そして、きたる2015年…   地元のブックオフで、時代漫画「闇の土鬼」を見つけてしまったのです!何がスゴいって、この作品が無ければ地方の一会社員の私が中野サンプラザで動画講演したりは絶対にあり得ないんですよ(笑)    「闇の土鬼」は、1973年から『少年マガジン』に連載された横山先生の時代劇で、映像化されていないものの、単行本・文庫本・コンビニ本も出ているなかなか人気のある作品です。舞台は江戸時代、生まれて間もなく実の親に間引きされかけた主人公土鬼が、暗殺集団血風党の脱党者大谷主水に拾われ、暗殺者の武芸を極める物語です。  工夫を凝らした武芸の技や武器、そして

はじめに

イメージ
はじめまして、Ayako.Nと申します。 ✤漫画模様✤  の ページへようこそ!! 本ページは、私の好きな昭和漫画や関連する活動&同人誌などをマイペースに紹介していくページです。 当面は、昭和漫画に関する活動の備忘録や近況報告みたいな形で投稿しようと考えてます。 どうぞよろしくお願いいたします☆彡 Blogger : ✤漫画模様✤ https://4ek11-showamanga.blogspot.com/ twitter : @4eknight11(ナイト) https://twitter.com/4eknight11