昭和漫画にはまるきっかけ
昭和漫画を本格的に集めはじめたのは社会人になってからで、もともとは日本の漫画よりアメコミや海外アニメの方が好きでした(笑)
おそらく、2000年ごろに流行っていた萌えアニメの間延びしたストーリーがあまり好みではなかったんだと思います。一方、海外アニメはとにかく展開が早く、短時間で満足感が得られる感覚でした。また、当時海外ではディズニーの「キム・ポッシブル」や、カートゥーンネットワークの「ベン10」、「Generator Rex」など、適度に日本アニメの影響を受けた良作も放送されており、わざわざ海外にメル友を作って毎週末アニメの感想を語り合うほどハマっていました。
そんな私が昭和漫画沼に落ちるきっかけとなったのが、横山光輝先生の代表作「鉄人28号」です。
2010年代大流行したゲーム「妖怪ウォッチ」をプレイしていて、昭和にタイムトラベルするステージを探索しているうちにレトロなおもちゃや漫画に興味がわき、手始めに2004年のアニメ版「鉄人28号」をレンタルして観ました。通称、今川鉄人です。
鈴木弘子さんの落ち着いたナレーション、くすんだ色で描かれる戦後日本の景色の美しさ、そして翻弄される主人公正太郎くんと傷だらけの鉄人が相性よく、人生がほぼ平成の私にとって新鮮でインパクト抜群な作品でした。
その後、ツイッターのフォロワーさんからオススメの横山作品や単行本の情報をいただき、「鉄人28号」、「バビル2世」、「マーズ」など横山先生のロボット・SF物を中心に有名な作品をイッキに読みました。そして、きたる2015年…
地元のブックオフで、時代漫画「闇の土鬼」を見つけてしまったのです!何がスゴいって、この作品が無ければ地方の一会社員の私が中野サンプラザで動画講演したりは絶対にあり得ないんですよ(笑)
「闇の土鬼」は、1973年から『少年マガジン』に連載された横山先生の時代劇で、映像化されていないものの、単行本・文庫本・コンビニ本も出ているなかなか人気のある作品です。舞台は江戸時代、生まれて間もなく実の親に間引きされかけた主人公土鬼が、暗殺集団血風党の脱党者大谷主水に拾われ、暗殺者の武芸を極める物語です。
工夫を凝らした武芸の技や武器、そして無駄のない横山先生の絵柄とアクションの描写が魅力満点です。また、武芸にストイックで目的のためなら柔軟に判断し余計なしがらみを捨てられる主人公の生き様がめちゃくちゃカッコよかったです!当時、実家暮らしで両親の束縛が重かった時期でもあったので、なおさら強く感銘を受けました。
その後、「闇の土鬼」の主人公の着物の模様(仮称、土鬼模様)に興味がわき、ツイッターなどで情報を募ったりしながら、人や作品との繋がりが増え、今に至ります。
正直、昭和漫画ファンの年数はまだまだ浅いのですが、人と機会に恵まれたおかげで、度々好きなものを表現する場を設けていただいています。今後も、大先輩に協力いただきながらになりますが、漫画という作品形態の奥深さを知っていただくお手伝いが出来たらいいなと思っています。また、年数の浅い自分にもできたことを積極的に紹介していくことで、昭和漫画のコミュニティを新しいファンが入りやすい世界にしたいです。
今回は、ザックリではありますが自分の昭和漫画活動のきっかけについて書いてみました。
今後は、イベントの思い出話や、同人誌の活動なども紹介したいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします!☆彡
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